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Posted by ミリタリーブログ at

2016年04月17日

葉隠 M-5 〜上の巻

強風と小雨で少し荒れ模様の日曜日。

サバゲーフィールド
千葉「ヴィレッジ 2」で開催されました
タクティカルシューティングマッチ
「葉隠マッチ M-5」
に参加して参りました!


日曜掻き入れ時の接客業へ転職したばかり。

去年初参加して面白さを味わったこのマッチですが、
今年はちょっとムリかな〜と諦めていたところ
直前に予想GUYのお休みをいただき、
急遽前日申し込み。

エントリーをお願いした後
地元、熊本が突然の大地震で大きな被害をうけ
遊んでる場合かと躊躇する気持ちも
ありましたが、
自分がただ自粛しても意味ないし、
募金でも物資送るでも、何か協力できる事はどんどんやればいいと思い

とりあえず休日を素直に楽しんで
充電させてもらう事にしました。

東日本大震災の時も、2日間ずっと震災の報道を見続けて
何を出来るでも無くひたすらブルーになっただけでしたし。

自分が元気じゃないと、誰かに協力する事も
出来ないですから。


…さて、コンバットシューティングの要素を
ふんだんに取り入れた内容が人気の
葉隠マッチ。


公式なマッチとなってから
早くも今年で5回目だそうです。


マッチディレクターで、ガン業界で長いキャリアを持つ
有名な「戦うフォトグラファー」
トモ長谷川さん
SATマガジン テラロッサさんの開会挨拶から
スタート。


初参加の若きサバゲーマーから、老練手練れの
ベテランシューターまで、
コンバットシューティング「葉隠」らしい
賑やかな顔触れが集まっていました。



調整に余念のない燻し銀チーム「虎穴堂」の皆さん






メキメキ頭角を現している若武者チーム
群馬「Kit-Boy」軍団




最年少 カイトくんは今年から中学生。
ちょっと逞しくなったんじゃない?



葉隠マッチは3つのステージから構成され、
それぞれに戦闘射撃に要求される
ファクターが上手い事盛り込まれています。

全ての基礎とも言えるベーシックステージ
「イチローバリケード」

その名の通り、ガン業界の大御所 イチロー・ナガタさん考案という
下に20㎝のスキマが空いたバリケードと
5m先の10㎝プレート 6枚で構成される
シンプルなステージ。

制限時間16秒の中で1発必中、
ミスしてもリカバーNGの緊張感ある中、
ムダのない確実な体捌きと射撃が要求されます。

葉隠れ常連のベテランならクリアして当たり前という雰囲気で、
先ずこの射撃を身につけるとこから
葉隠は始まるという感じです。

ライフルとハンドガンで各一回ずつチャレンジするこのステージ。

自分、初参加の去年はノーミスでオールクリーン出来たのですが、
今回は集中力不足か否か、ライフル&拳銃ともに
1枚ずつミスでペナルティ加算。

ちゃんとやれば出来るはずの事が出来ないってのは、
とにかく悔しいもんですね(-。-;


談笑するベテラン勢。余裕(?)の貫禄



そして葉隠の中で最も体力を奪われる
往復移動ステージ
「コンパクト・マウト」



直訳すると、”小規模市街戦”という感じで、
文字通り建物の間を走り抜けながら、
有効な全ての射界から敵を撃つという
市街戦シュミレーション。

走る、伏せる、登るというアクティブな動きで息が切れる中、
ホステジに隠れたマトを的確に仕留めなきゃいけません。

ちなみにホステジを誤射すると、
なんとペナルティ加算 600秒!

一般市民を撃つなど言語道断という考えから、
この一度食らうとリカバー不可能なペナルティが設定されているそうです。


パーフェクトな射撃でトップを伺うムナカタさんと
惜しくもペナルティを食らってブルーのポメさん(^^;;

建物の影を模した射撃ブースは、足場が
丸棒に乗ってグラグラ揺れるパレット


射撃の瞬間にバランスを崩し、ベテランでも
思わぬミスショットをする時も…

オッサンには最も過酷なステージ


若手シューターが俊敏な動きでどんどん
最速タイムを塗り替えていく中、

身体のキレと柔らかさでは到底敵わないので
(汗)
とにかくホステジ誤射だけはせぬように
確実なシュートを心がけました(^^;;


このステージは去年も今年もノーミスクリア。

タイムも去年より若干削る事が出来て、
まあ満足。

…と言ってもケツから数えた方が早いタイムだったんですけどねー


アキバを拠点に活動中のメイド・サバゲーアイドルグループ
「Fairy's Field」からは、
「紫鈴蛇 (シリンダ)」さんが去年に続き連続参戦!




最後に、葉隠のメインディッシュとも言えるのが、
狙撃、ローライトシチュエーション、
プライマリーライフルからショットガン、
ハンドガンへのトランジットなどなど、


3GUNマッチ的な流れの中に
あらゆる要素をお腹いっぱい詰め込んだ、
色々な品が小皿でたくさん出てくる
中華料理のようなアサルトコース
「コンバッ(トモ)・スペシャル」



前回、ライブシェル・ショットガンセクションで
扱いに苦戦し
ゴールまで辿り着けずという屈辱を味わった
このステージ。


入念にショットガンオペレーション練習をする
ホンマさん

タクティカルカスタムなマルゼン M870がカッコいい!


あれから一年間、毎日ショットガン練習に勤しんだお陰で(ウソ)
今年はなんとかクリア。

去年とほぼ同じレイアウトのコースでしたが、
開始直後、プローンで遠距離の敵見張りを狙撃する設定のシュート


今年は見張りが2人に増え(笑)
ヘッドをピンポイントで撃ち抜かないと
倒れない等、若干難易度がUPしてました(^^;;

そのセクションで、不用意な連射を避けるのと、
反動があり簡単に撃てない実銃を疑似体験する為
1発毎に射撃窓にテープで設けられた仕切りを
またいで撃たなくちゃいけないルールを
初っ端から忘れて
ペナルティは食らっちゃいましたけどね。


紫鈴蛇さんは難コースを見事完走!
おみそれしましたm(_ _)m



シューティングマッチはそれぞれ
スピード系、精密系など競技毎に特化した
要素があるものがほとんどですが、

このコンバットモ・スペシャルに限らず
葉隠マッチの場合は
「これさえ得意ならOK」と言うものは無く
正確な射撃力、クレバーな体捌き、
キツイ状況でのクールな判断力など

総合力が試される正にコンバットシューティングトレーニングを兼ねたマッチです。



僕のシューティング先輩、イダっちとお友達。


2人ともマルイ M4 Keymod カスタムで
バッチリ決めてくれました。








主催のトモ長谷川さんがレクチャーで
語った
「タイムを計って競うマッチという体裁をとってますが、
このイベントを通して、”戦いに生き残る”
”物事をなんとか完遂する”
為の考え方やスキルを体感してもらえたら
いい」

という言葉が、このマッチの真髄を言い現わしていると思います。



なんか大袈裟な書き方をしてるかもですが
(^^;;

色々努力や工夫をしないとクリア出来ない
障害にぶち当たった時に、
自分のスキルを総動員して乗り越えようとする
バイタリティー。

そういうものは、仕事や生活全てになんとなく
通ずる気がします。

天災などの困難に襲われた時も。


もちろん、そんなクソ真面目に考えなくても、
走って飛んで、マトを撃つっていうのは

無条件に楽しくて、いっとき現実を忘れて
夢中になれるひと時でありました。

イダっちのプライマリーM4と
僕のSG 552

〜つづく〜






追伸…熊本地震で被災された方にお見舞いを
申し上げます。

すぐに物資を持って故郷に帰る財力も余裕も
ないのですが、

とりあえず今出来る事として端金ながら
募金に協力させていただきました。

これから本当に大変だと思うので、
微力ながらまた出来る事で協力させていただきたいと思います。

熊本に住む中学時代の同級生が
Facebookにこんな言葉を書いていたので
引用します。

「がまだせ‼︎ (頑張れの意) 熊本!」