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Posted by ミリタリーブログ at

2016年12月31日

PMC 2016 FINAL ③

「PMC 2016 FINAL」エピローグ

Photo by T.Ishii

去年の最終戦で見事名人位を獲得し、
今年のMMSでも変わらぬ強さで
星を増やした関西の名手、まうさん。

息をするようにあたり前に48枚クリア。

…よく名手の射撃を「息をするようにあたり前に」と言うけど、
側からそう見えても本人は常に全力精一杯なんですよね。

タケオさん曰く
「全部一生懸命撃たないとクリアできない」
あたり前でシンプルな表現だけど、
正に言い得て妙だと思います。

震えを抑える為、腕を捻って斜に構える独特のフォームでアンビも次々と撃ち倒しでいくまうさん。

Photo by T.Ishii

その気迫はタケオさんをして
「こりゃまた行くんじゃねーかな」と言わしめる説得力がありました。

迎えた最終7m、
会場の誰もが96枚満射、3度目の名人獲得を確信したラストの1枚。

無情にも弾丸は空を切り、バックネットに当たって力を失ったのでした。

なんとも言えないどよめきに包まれる会場。
まるで皆、自分が最後の一枚を外したかのような悔しさ。

しかし全力で挑戦した結果の95枚で
最終戦は名人不在ながらも
見事まうさんが優勝。


緊張とどよめきはやがて惜しみのない拍手に変わり、
プレッシャーから開放された挑戦者は
それぞれが十人十色の悔しさを噛み締めながらもお互いを讃えあう
笑顔に変わっていくのでした。


12/25はクリスマス。
イシイサンタから惜しげもなく
ノンアルコールスパークリングワインと
豪華なプレゼントが各々に振る舞われ


ラストにはシューティングレンジが
アコースティックライブハウスへと
早変わり。

見事マスター獲得のミュージシャン
bunさんとレディスシューターsoukoさんのオシドリ夫婦ユニット
”睡蓮”が、柔らかいギブソンのギターと伸びのあるふくよかな二胡のアンサンブルで
戦い終えたツワモノどものささくれた心に潤いを注いでくれました。




オーラスはandyアニキと畏れ多くも自分も混ざっての即席セッションで
エリック・クラプトンの
「Change The World 」で締め。



世界は変わって行くものです。
来年は皆さんそれぞれの世界も
少しでも想い描いた方向に変わっていくといいですよね。

いいシューティングしたい。とか
仕事楽になりたい、だとか、
家族、恋人、友達と上手く
元気にやっていきたい…とか。

冗長な駄文もそろそろ終わりにしたいと思います。

ボクも今年は新たな挑戦で大変な年でしたが、
自分の勤め先で自ら発案のマッチ
「RUN & GUN」を復活させてもらえたり、
恩師主催の人気マッチPMCをお迎えできたりと
とても充実した一年でもありました。

最後に石井健夫さんご夫妻と
ご参加の全ての皆さんにお礼を
申し上げて、今年の挨拶にかえさせて頂きます。

Photo by T.Ishii

ありがとうございました!

来年も色んな意味でチャレンジの年となると思いますが
どうぞよろしくお願いします。


〜おわり〜

  
タグ :PMC

2016年12月28日

PMC 2016 FINAL ②

「PMC 2016 FINAL」の続き。


同じ緊張とプレッシャーの中で
みんな自分と闘ってるからこそ
一緒にチャレンジする様々なシューターにシンパシーを感じるのも
このPMCならではの醍醐味。

今年春先のMMSで本戦デビューした
bunさん。


続けたら楽しいけど
一見地味な競技だから
どこまでハマるだろうと思って拝見してましたが、
今は亡きアキバトンで地道に練習を重ね
見事に今回コールド一発48枚クリアでマスター獲得。


掛け値なしに拍手を送らざるを得ません。

ボク、負けてますから(T_T)

心からおめでとうございます。

来年はあと半分、自分はここまでと
壁を作らずに、
一緒に頂上を目指せたらいいなと思います。

ボクの職場のお客様、ヨシダさんは
普段から正確に中てるスキルの高い方。


特に緊張感あるフォーリングプレートがお好きで、お店のイベントマッチでも優勝経験があるほど。

今回は行きつけのお店での開催という事で初の本家マッチに挑戦されました。

満射経験のある名人位のシューターでも、撃ち終わってセイフティエリアで崩れおつ程の
尋常じゃない緊張感の中、
1回目、惜しくも1枚外し、
2回目、ちょっと心がゆるんだ残念な結果、
気持ち新たに挑んだ3回目、
3度目の正直で実力発揮の見事48枚クリア!


ジャッジしながら固唾をのんで見てましたが、満射の瞬間には
思わず「よっしゃぁぁア!」と
力が入ってしまいました(^^;;

この場に限ってはもう店員とか客とか関係ありません(オイ)

この方も来年は同じマスターとして
頂上目指してご一緒できたらと勝手に思ってます。

去年の横浜では惜しくもフリー1枚外しで小梅太夫ばりの
「チクショー‼︎」の雄叫びが印象的だった燻し銀シューティングチーム
「虎穴堂」総帥、タイガーバームさん。


今年も同じくあと僅か一枚で涙を呑みました。

来年は「マスターおめでとうございます!」と紹介させてください!

同じく虎穴堂のトップシューター
マスターヨーダさん。


危なげなく前半クリアは流石の貫禄!
しかしヨーダさんもアンビの高き壁に阻まれてしまいました。

楽しみは来年に持ち越しですね!

お揃いの”心強く”トレーナーで挑むヨーダさんと
おーちゃんさんの虎穴堂コンビ


Andyアニキは年末の忙しさで全く練習出来ない中での参加。



虎穴堂の重鎮、おーちゃんさんと
パシャリ

しかし、仕事で鍛えたしっかりとした体幹を活かした見違える様な
シュートで着実にコマを進めて
迎えた7m2回目、
惜しくも流れが途絶えてしまいました。

未だかつてなく手が届きそうな距離にきたマスタークラス、
リベンジして欲しかったけど、本人は潔く1回で終了を選択。

連続ヒット枚数を伸ばして、マスター獲得にリアリティを感じれた事に
手ごたえを感じてました。

人それぞれ、仕事や家庭や大変な中での趣味としてのシューティング。

来年は少しでも撃てる機会が増えるといいですね。

最初から一緒にチャレンジしてきたから、
ボクの勝手な押し付けだけど
やっぱり泣きでもなんでも
マスター獲得を見たかったなぁ。

…まだまだ色々ありすぎて
とても書ききれません。


次回のエピローグで締めたいと
思います。

…続く
  

2016年12月27日

PMC 2016 FINAL

またまた久しぶりの更新です。

今年は転職して生活環境が変わった事もあり、
めっきり遅筆になってしまいましたが、
まだまだSmoking Barrel はノンビリ続けて行きたいと勝手に思ってます。

今回のネタは今年最後のシューティングマッチ大一番
「PMC=プレートマスターズチャンピオンシップ
2016 FINAL」



ジャパンスティールと並んで、
真剣に打ち込めるフェイバリットマッチの一つです。

6枚並んだ10㎝プレートを、距離や
ガンの持ち手を変えつつ
制限時間内にいかに正確に撃ち倒せるかにチャレンジするこのマッチ。


シンプルで地味な見た目の中に
射撃スキルは言うに及ばす
メンタルや集中力、大袈裟に言うと
自分の人間としての気持ちの有り様まで問われる気がする
色んな要素を内包したマッチです。


去年、閉店直前の横浜PCMで開催された2015最終戦。

自分に半分でも満射出来るスキルは
無いことを痛感しつつ、半ばヤケで
挑戦してやはり玉砕

見事名人を獲った方やパーフェクトまであと一枚まで迫る若いシューター達のドラマを間近で見て
来年こそは自分もヒリヒリする
緊張の淵に立って向こう岸に渡りきり
未踏の景色を見たいという思いで
挑んだ今年2016年シーズン。

タケオ師匠に作っていただいた
「G17カップガン」はこの上なく
信頼のおける相棒となり、
精進した分腕も少しは上がりました。


グリップフレームもよりフィットするように切った張ったしたり

奮発して名器 SD-33Xを搭載したり


しかもマッチ会場は自分の職場。

もうこれ以上は無いって条件で
望んだ最終戦。

果たして…やはりテッペンは遠かった。


相変わらずのコールド一発目で
1枚外しの泣きリベンジ(笑)

もうこの辺から自分の人生が
滲み出てる気が

お約束のフリー2回目クリアで
挑んだアンビデクストラウス

4、5mはクリア。
6mは鬼門。そんなイメージで集中力を高めて撃つ

そしてクリア。
ようやく一番後ろのラインまで来た。

あと12枚。残りを意識しないように、ただ1枚1枚を無心で撃とう。

時間はたっぷりある。焦る必要は全然ないよ、オレ。

ハンズアップから意識してゆっくり
右手を下ろし、しっかりとG17カップガンのステッピングされたグリップを掴んで

APSの様な軌跡を描いてSD-33Xの
クリアな視界に7m先のプレートを捉え、放った初弾。


ノンホップバレル特有の甲高い発射音だけがアリーナに響き、
プレートは微動だにせずそこに
鎮座されたままでした。

タイトロープがプツリと切れ、
またもや頂上踏破は2017シーズンに持ち越しの
見果てぬ夢となってしまいやがりました。

リザルト上2位ではありましたが、
嬉しさは一片も無し。

来年こそは待ってろよ、7mの12枚。

振り返ってみると、今年初参加した
新宿MMSさんでのシリーズ第2戦と
同じスコアの悔しいリザルトでした。

でも、まだ辞めたくない。
まだ撃ちたい。撃ち倒したい。
この気持ちの焔が燻ってる限り
まだまだ再登頂への挑戦は続きます。


…とまぁナルシスティックな自分の事はこのくらいにして、
次回は参加の皆さんのリポートを
書き留めたいと思います。

…続く